Thursday, January 18, 2007

アジアと民主主義と

日本に住むわれわれにとって民主主義は当たり前のように取れるが、もっと広い目で見た場合、状況はどうやら違うらしい。

アジアに目を向けてみると、昨年9月に軍事クーデターが起きたタイが「部分的自由」から「不自由」に引き下げられたほか、台湾やフィリピン、東ティモールに関しても懸念を示した。中国と北朝鮮は「不自由」とされ、特に北朝鮮は政治的権利、市民の自由ともに最低の評価だった。 

(「フリーダムハウス(世界の民主化の状況を監視する米人権団体)」による)

日本は「自由」な国にランクされ、政治的権利はトップクラスだが、市民の自由では2番手グループと位置付けられた。

「フリーダムハウス」は17日、今年の年次報告書を発表し、アジアで民主主義が後退していると警告した。

 報告書は、各国の政治的権利と市民の自由をそれぞれ得点化し、「自由」(90カ国・地域)、「部分的自由」(58カ国)、「不自由」(45カ国)の3つに分類。
「自由」に分類された国の数は過去10年間でほとんど変わっていないと指摘し、自由の伸びがないことに対して「自由の停滞」が起きている可能性があると分析している。

 

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